2020年5月10日

キャラの名称について:アンバー


アンバー・アボット
アンバーの場合、キャラ名は本当に迷わなかったんです。
それこそ、降りてきたに近い。
いつの間にかアンバーに決定してました。以上!

では話が終わってしまうので、今回は名前の由来だけでなく、ちょっとキャラのモデルをご紹介しようかと思います。

けれども、なぜ「アンバー」というワードがいつの間にか私の頭の中にあったんだろう?
と今になって思い返してみると、初めてコスナポのお話「スノードーム・ロケット」を作り始めていた頃にちょっとハマって観ていた海外SFドラマ「FRINGE/フリンジ」(参考リンク byスーパードラマTV)に「アンバー」という名称(人の名前としてではなく)が登場していたので、この語感が頭の片隅にあって、自分の作品のキャラ名にしたのかな?くらいしか思い至るものがないです。
それまで、「アンバー」という言葉は見たことも使ったこともなかったので…。

苗字(セカンドネーム)の「アボット」は、アンバーと一緒に呼ぶと「ア」で揃っていて韻を踏んでるみたいで面白いなと思ってつけました。
当時のオーストラリアの首相の名前ですね。
アボット首相がどんな首相だったかは全く知らずに、名前の語感が好きだったので(^_^;)ゞ
「アボット」はもちろんですが、「アンバー」というのも英語圏での人の名前として実在してます。

初めに描いたキャラデザイン

それから、「アンバー」は「Amber」とアルファベットで綴ると「琥珀」(参考リンク by wikipedia)という意味なんです。
琥珀は、太古の樹脂が数千・数万年もかけて化石になり、鉱物のようになったものです。
琥珀の中に古代の生物やかけらが閉じ込められているというロマン…。
琥珀=“記憶”という連想もできていいですよね!

しかし、初めから琥珀と判っていてキャラに名付けたわけではなく、後から「アンバー」という言葉について調べたら「琥珀」という意味だと知って、いい意味でドキリとしたのでした。
英語圏に実在する名前とも、琥珀という意味であるとも何も知らない頃に「アンバー」というワードだけがインスピュレーションで湧き上がってきたのです。
初めは何の脈略もない造語で名付けたくらいの気持ちだったのですが…

うん、なんか本当に“降りてきた”名前だったのかもなー

アンバーというキャラの成分について
アンバーのキャラのモデルは何人かいるのです!

最初にご紹介するのは
「KNDハチャメチャ大作戦」のナンバー5!!

「KNDハチャメチャ大作戦」(参考リンク by カートゥーンネットワークch)というのはアメリカのアニメ(カートゥーン)です。
大人達の支配から子供達を解放するべく活躍する、子供達の国際秘密組織“Kids Next Door ”略してKNDのお話。
戦隊モノや007やその他いろいろ混ざったような、大袈裟ハチャメチャわんぱくコメディです。
こちらのウィキ記事も是非参考に!KNDへの愛が溢れているなあ…キャラの解説が細やか!

↓これは私がKNDにどハマりしていた頃に描いたファンアートです

…今もパスケースに入れて持ち歩いてるほど好きキャラ!

ナンバー5(KNDのメンバーはそれぞれコードネームの番号で呼び合っている)は、KNDのメイン5人グループの中のサブリーダー的なポジションで、いつもクールで沈着冷静なかっこいいキャラ。
私はこのアニメを見ていた初期にはナンバー5の性別がどっちかわからなくて、突き止めてやりたい気持ちで見ていた部分が大きかったです。
最初は絵柄的にはあまり好みでない系統のアニメだったのですが、そうこうしているうちにあんなにどハマりするとは!!
ナンバー5は自分の一人称が「ナンバー5」だし、仕草はクールだし、目元も見せないし、いわゆるよくある(?)ような女の子っぽい甘さがないキャラで、何より、日本版の吹き替え声優さんは男性!!(cv:阪口周平さん)
ここら辺の証拠的なもので、私の中では8割の確率で男の子?と思っていたのですが…


実は女の子だったのでした!!
ジャジャーン!!

初期のエピで、プールに入ってた時に女の子用の水着?(上下セパレートのビキニ的なもの)を着ているのを発見してはいたのですが、体の線がほぼ棒でしかない絵柄だし、ここではまだ確証を持ってはいなく。
シーズン1後半くらいのエピになって初めて、ほんの一瞬のシーン(コマ送りで発見した!)でナンバー5が女子トイレマークの下に入っていくのを発見して、やっと確証を得たわけです。

楽しかったなぁ…アニメの中に性別確定の証拠を探すのって。(アニメ制作側としては隠す意図などなかったでしょうが!)
判明してしまった後はちょっともったいないくらいな気持ちだったのです。

とはいえ、アメリカのカートゥーンの声優さんキャスティングの習わしでいうと、女の子のキャラは女性声優さん、男の子キャラは男性声優さんが必ず担当するお決まりで、さらに人種までキャラに合わせるそうで。
ナンバー5の声担当はカートゥーン界隈では有名声優さんのCreeSummerさんだった事から、ナンバー5が女の子であるのは、本国アメリカの視聴者にとっては自明であったのでしょうね。
しかし、日本のアニメ声優キャスティングでも、女の子キャラを男性声優さんが勤めるのはかなり珍しい事だったので(その逆はありふれてますが)、…もしや?と惑わされてしまったのです。
ちなみに、漏れ伝え聞いた話によれば、KND日本語版の吹き替え声優さんのオーディションは、アメリカの制作スタッフさんとの遠隔で行われて、声のみのサンプルを送ったとか。
純粋に声で選ばれた結果、たまたま男性声優さんだった…みたいな事なのでしょうか??知らんけど

しかし、そんな惑わせられがとても楽しかったので、
性別どっちだろ?というのを自分の作品でも取り入れようと思って描いてます。

…で、結局のところアンバーはどっちなんだよ!?とか言われそうですが、
こんなブログ記事の文章で明かすとかって無いですよ〜

コスナポの場合は、アンバーだけでなく、学園生徒全員がいわばそうで、学園のトイレとかもオール個室にしちゃえば問題ない! 描かない事を描こうという。

アンバーの中のナンバー5の成分と云うかオマージュ的なところは…
 ・クールな感じ
 ・頭いい参謀的なポジ、主人公のサポートする世話焼きタイプ
 ・帽子のツバで目を隠してる
 ・三つ編み

とか、そういうところ!!


そしてさらにご紹介するアンバーのモデルキャラは…

「 「ナースエンジェルりりかSOS 」(1996年製作)に登場するデューイ
「三つ目がとおる」(著:手塚治虫先生)の主人公、写楽君
「キテレツ大百科」(著:藤子・F・不二雄先生)の主人公キテレツ君

久しぶりに描いたよ…懐かしすぎて照れくさい…。
左から、ディーイ・写楽君・キテレツ君です。

アンバーのビジュアルは、ほぼデューイですね!!(#⌒∇⌒#)ゞ

「りりかSOS」とはいわゆる変身して戦う魔女っ子もののアニメ作品で、デューイはそこへ登場する敵の幹部キャラ。
初めはよく笑う小悪魔的なキャラでしたが、作中の後半で主人公達の味方について共に戦う胸アツ展開キャラに大変身!
味方についてからは、クールであるけれど宇宙人であるが故の世間知らずの天然キャラに…そこがまた可愛かったんだけども。


そして、ガラクタを使って色々変な機械を作っちゃう頭いいキャラと言えば、写楽君とキテレツ君です。
こちらの2作品は有名なので、ここでは紹介はしませんが、あえてこれだけ書かしていただくと…
何か変な機械を作る→発明?→サンバイザー!!
というのは「キテレツ大百科」で育った刷り込みによります。

こんな感じで、私が今までに観たお気に入り作品のお気に入りキャラの成分が、アンバーには入ってます。


コスナポ描き始めてもう6年くらい経って、アンバーもすでに自分の中で一人歩きしてるキャラなので、作り始めのコンセプトやモデルってこういう事だったなぁと、今回この記事を書くために色々まとめてみて改めて思い出しました。
楽しかったです。

ここまで読んでくださってありがとうございました!!
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